Excelで日付を令和表示する

Excelの日付表示が「令和」に対応しています。Officeの自動アップデートが設定されていれば、セルの書式設定の表示形式で、日付を和暦にすればOKです。「令和1年○月○日」と表示されます。
しかし、令和1年ではなく、令和元年と表示したいというニーズも多いようです。表示形式をユーザー設定として、少しいじれば表示できますが、慣れない人向けにメモを残しておきます。
以下の図は、Mac版Excel2016のものなので、他のバージョンの場合は若干異なるかもしれません。

上図で、左が西暦表示、中央が標準の和暦表示、右がユーザー定義で編集したものです。
次の手順で行うと、比較的簡単に編集できます。
1.設定したいセルの、表示形式を「日付の和暦」に設定し、一度確定(OK)する。
2.同じセルでもう一度、表示形式を開き、ユーザー定義を選択。
3.「[$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日";@」の「e」を削除し、「年」の前に「元」を入れ、「"元年"」とし、確定(OK)する。

書式設定1
書式設定2
書式設定3

ただし、この設定では、2019年5月1日から12月31日の日にちの箇所に個別に表示形式を設定することになります。様々な日にちが入力される可能性があるので、これでは面倒だという場合は、拡張書式を利用します。
日付が入力される範囲を選択し、以下の設定を行います。

セルの値の範囲は、右(最小値)が「=43586」、右(最大値)が「=43830」です。シリアル値ですが、入力時は「2019/5/1」と「2019/12/31」でもOKです。
書式で「ユーザー設定の書式」を選ぶと、セルの書式設定のウィンドウが開きますので、図・書式設定3のように設定します。2019年5月1日〜12月31日のみ「令和元年」、それ以前は「平成」、それ以降は「令和2」以降の表示となります。