Endeavor NP11にCentOS7をインストールしてみる

 ジャンクノートPCいじりを楽しんでいます。ついつい数が増え、ノートといえども結構場所をとります。なので小振りなネットブックを見つけると邪魔にならないなと思い、ついつい手が伸びます。さすがにパワーは非力で、できることも限られるのですが・・・、なんと行っても安い。秋葉原を回ると、ちょっとした昼飯代程度で手に入るので、必ず購入してしまいます。

 新型コロナの自粛明けで久しぶりに出かけた秋葉原で、ネットブックならぬネットトップ、超小型のPC、EPSOPNのEndeavor NP11を見つけ、今更ながら手に入れ遊んでみました。
 11年ほど前の発売時に26,800円、数年前に秋葉原のジャンクショップで2,800円程度で見かけたときはスルーしたのですが、今回は昼食代程度だったので、ついつい購入。

 以下、備忘録です。

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 Atom230のCPUに、160GBのHDD、1GBのメモリはそのままついていたので、手持ちの適当なACアダプタをつなぎ、動作することを確認。2GBのメモリが余っていたので換装、HDDは場合によってはあとで拡張するとして、とりあえずそのまま。
 さて、どう遊ぼうか。
 最初に試したのは、VorteBoxという音楽サーバー専用Linux。しかし、このOS我が家のネット環境との相性が悪いのか、なにか見落としているのか、他のPCでもだめたったのですが、今回もうまくクライアントからつながらず、結局断念することに。
 我が家の古いPCのOSはLinuxMintが標準なのですが、それを入れるのも面白みにかけるので、ここはサーバー専用機としてCentOSを試してみることに。別のネットブックでは2代目Atomで32bitにしか対応しないので、CentOS6を入れてみたのですが、Sambaの接続でいきなりつまずいていました。NP11のAtomは初代なのですが、64bit対応なのでCentOS7をインストールしてみることにしました。

 あまり考えずにサイズなどから、CentOS-7-x86_64-DVD-2003.isoをUSBに書き込み、インストールメディアに。とりあえずインストールはできたが、CUIでの起動。なるべくコマンドを使うようにしようと思うが、GUIの方がなにかと便利なので、ネットを参考にGNOMEのGUI環境を追加。時間は結構かかったがインストール完了。しかし、まったりと動作が遅すぎ。軽量Linuxの定番といえばxfce。こちらもネットを参考に追加インストール、今度はなんとか我慢できる動作だったので、この環境で先へ進むことにしました。

 さて、お次は、いちいちキーボードやマウスをつなげるのは非実用的なので、別のPCからリモートデスクトップで操作できるように調整。
 XRDPの環境をインストール。他にもありますが、こちらを参考に。

 つぎは、Sambaをインストールし、ファイルサーバーに。これも情報はネットに多数、主にこちらを参考にさせてもらいました。

 さらに、DLNAサーバーを。MintでRygelを試したとき、インストールは簡単でしたが、ファイヤーウォールの設定がうまくいかず諦めたので、minidlnaを選択。
 ところがこちらは、なぜかインストールが途中で失敗。試行錯誤しながら、なんとか環境構築まで完了。インストール情報はいろいろあれど、失敗を直接解決できる内容は見つからなかったので、エラーに原因となったものを検索し、RPMファイルをダウンロード、ローカルにおいたファイルをrpmコマンドでインストールし、なんとか解決。

 ここまでの概要は以下の通り。

  1. CentOS7インストール → CUI環境のため、GUI環境を追加(GNOME、xfce)
  2. リモートデスクトップ環境 → XRDP
  3. ファイル共有環境 → Samba
  4. DLNAサーバー → minidlna(ffmpeg関連でインストールエラー、関連ファイルを別途インストールの上、minidlnaをインストール)
    ※2以降はファイヤーウォールを通すのを忘れずに。

 一応、家庭内サーバーとして利用できそうなので、実用と練習を兼ね、このあと、Webサーバー他、いろいろと試してみることにしよう。