UBUNTU導入後にブート順を変更する
Windows7をインストールしていたPCに後からUbuntuをインストールしてマルチブートにすると、デフォルトでの起動はUbuntuになります。
Windowsで作業することが多い場合は、いちいち選択するのも面倒ですし、少し油断しているとUbuntuが起動し、再起動しなくてはならなくなります。
デフォルトでWindowsが起動するようにしたいと思ったのですが、久しぶりにWindowsとLinuxを一緒にインストールしたので、改めて調べてみました。
いくつかの方法があるようで、比較しながら一番手軽な方法でブート順を変更してみました。以下の通りです。
※環境は、Ubuntu 16.04、Windows 7、ブートローダーは ubuntu標準の grub となります。
① WindowsのOS名を確認する
ファイルマネージャーで /boot/grub/grub.cfgを開きます。
(メニューからファイル起動:コンピューター> boot > grub >grub.cfgをダブルクリックします。読み取り専用で構いません)
Windowsで検索(ctrl+f)をかけると、次のような箇所が見つかります。
‘Windows 7 ( loader ) ( on dev/sda1)’
この部分をコピーしておきます。
② grubファイルの内容変更
まずファイルの編集ができるように、ターミナルで “sudo nautilus” と打ち込みます。パスワードを聞いてくるので入力します。
ここで立ち上がったファイルマネージャーで /etc/defoult/grub を開きます。(開き方は①と同じ要領で)
最初の方に GRUB_DEFAULT=0 という行がありますので、最後の”0″を先程コピーした内容で置き換えます。次の通りです。
GRUB_DEFAULT=’Windows 7(loader)(on dev/sda1)’
ちなみにタイムアウト(自動的に起動するまでの時間)を変更するには、GRUB_TIMEOUT=10 の数字の部分を書き換えます。例えば、5にすれば5秒で自動起動ということになります。
③ grub の更新
最後に以下のコマンドを忘れずに実行します。
sudo update-grub
これで、次回からPCを立ち上げると、Windowsの行にプロンプトがあり、デフォルトの起動OSとなっています。